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GM製旧動力ユニットの修理備忘録


GM製動力ユニットの修理備忘録

品番:592
品名:ブリル台車

今時こんな動力ユニットを持っている人は居るのでしょうか?
また、それを修理しようとしている人など皆無だと思います。

グリーンマックスが最初に箱根登山鉄道モハ1・モハ2を製品化した際に販売された動力ユニットですが、改造のネタにして20年近く放置したところ、あまりに無残な姿になっていました。
流石にこれはいかんと修理を試みました。



実際は改造ネタを製作している最中に配線が外れていくと言うこの動力ユニットのあるあるに苦しみ、一度は修理を試みました。
当時の技術では如何ともし難く、車体の改造のみを先行して行っていきました。
改造ネタについては、後日報告をします。

話題休眠。

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不要な鉄道模型の処分に買取依頼を検討しませんか?
古いものを処分して、購入資金の足しにどうぞ。

話を戻して。

この動力ユニットについては、購入当時入手困難な雰囲気があったので予備を購入していました。
今となっては不幸中の幸いでした。


床板が今では信じられないような構造をしていました。
改造ネタに合わせて加工をしていたので、単純に入れ替えると言う訳にもいかず、また、同じような加工をするのも大変なので、動力部分を移植することにしました。

修理元の動力ユニットはこんな感じになっています。
過去の格闘した結果です。


修理元の動力ユニットですが、モーター、台車(車輪)が腐っており、これを交換していきます。

ゴムタイヤが痛い状態になっています。


新品は綺麗な物です。

交換作業に移っていきますが、作業途中で分からなくならない様に記録は残していきましたが、流石にここでは割愛していきます。


腐ったモーター台車を分解しました。
床板のベーク板は流石に経年劣化しないですね。配線は見るも無残になっています。
過去の激闘の跡がうかがえます。取り扱いの難しい代物であったのは事実です。
今でも正直余りいじりたくないですね。


交換元から動力部分を外し移植の準備をしました。
配線の一部は切断しないと分解出来ないので泣く泣く切断しました。

この後、組立てを行いましたが、配線について絶望的な事が起こりました。
組上げて試運転を行おうとしましたが、最初に集電台車の車輪の向きが反対でショートしていました。
これがこれから始まる悲劇の幕開けでした。
調整の為集電台車を分解したところ、集電シューが歪んでしまいました。
この修正に時間を取られ、落ち着いたところ半田が古いのか通電不良が発生しました。
修正をするには再度全部ばらして、半田を除去するしかなく、配線材もボロボロになるため、配線を全部交換する必要が出てきました。
20年以上の前の製品なので、メンテナンスの手間が掛かるのは判りますが、流石に使用できる様な配線材の手持ちは無く、秋葉原へ行かないと無理な為、今回はここで諦める事にしました。

次回は、配線を全て交換するところから、再開したいと思います。
配線を修理すれば使えると思いますので、頑張らねば。

配線材交換修理編に続く。
いつになることやら。



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